収穫したキクイモを遠赤焙煎し荒粉砕したものを、添加物を一切加えずに、キクイモ粉末100%を粒状に仕上げました。通常はデキストリンやデンプンを使って固形化し、粒状に成形しやすくします。ですが「キクイモの効果を最大限に発揮させるため、その他のデンプン質は使わない」製法で小粒に加工しています。
キクイモは生では多少クセがありますが、遠赤焙煎することで、香ばしい味と香りが引き立ちます。
この「霧島イヌリン」は製品中60%がイヌリン(菊芋の主成分で健康効果が期待できる栄養成分)という、高単位イヌリン含有食品です。食品でこのようなバランスでイヌリンを含むのは、他には生の菊芋くらいではないでしょうか。
菊芋だけを固めた「霧島イヌリン」は、携帯や保存性に優れるだけでなく、生の菊芋の成分を凝縮しています。体の細胞をつくるために基本となるアミノ酸は生の菊芋の6倍、貧血を予防する鉄分は15倍、菊芋の主成分であるイヌリンや食物繊維は5倍、欠乏すると味覚異常を起こす、現代の食生活では不足している亜鉛は9倍も含まれています。
最近では野菜売り場で生の菊芋を販売しているところも多くなりましたが、菊芋に含まれるイヌリン成分は収穫後、次第に減少してしまいます。これは根や葉からの栄養供給が無くなった菊芋の根が、自らの栄養であるイヌリンを使いながら生きていくためです。
キク科の多年草で、草丈2~3mと大きくなり、菊に似た黄色い花を9~10月につけます。
11 月頃に地中に塊茎を作り、この塊茎を食用として、主に酢漬けや味噌漬けで食べられています。
球根や塊茎に栄養を蓄える植物の多くは、でんぷんの形で蓄えるますがキクイモ(菊芋)など、キク科の植物は炭水化物の一種で多糖類のイヌリンを蓄えるのです。
キクイモの塊茎はしょうがに似た形状をしている。可食部の8割は水分で、糖質は15%、その半分以上は難消化性のイヌリンという、高イヌリン食材なのです。
菊芋と良く比較される食材にヤーコンがあります。両者を比較してみると、イヌリンが多い菊芋とフラクトオリゴ糖が多いヤーコンです。
同じく腸内細菌の栄養として役立つのですが、分子構造の小さなフラクトオリゴ糖と分子構造の大きなのがイヌリンです。
フラクトオリゴ糖はすぐに腸内に入ることが出来ますが、イヌリンは分子構造が大きいので水溶性食物繊維としての働きをしつつ、腸内で徐々に分解されるとオリゴ糖としての役割もしてくれます。
ですから、腸内環境の改善だけでなく便秘解消などの食物繊維としての働きも期待できるのが、キクイモに多い成分イヌリンなのです。
| 原材料 | 菊芋(鹿児島県産)、ステアリン酸カルシウム(打錠潤滑用) |
| 栄養成分 | 炭水化物79.9g(糖質9.7g、食物繊維70.2g)、イヌリン60.2g、タンパク質11.3g、脂質2.5g、ナトリウム4mg、鉄2.99mg、亜鉛2.68mg、エネルギー194kcal(100gあたり) |
| 製造元 | 株式会社ジェイシーエヌ霧島工場 |
| 使用上の 注意 |
食物繊維が多いため、1度に多量に摂取すると腹部膨満感をきたす場合があります。 |
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